黒蝶‐総長♀×総長♂‐ Ⅰ







「なっ………!
おめぇら!
なに壊してやがる!!」


「仕方ないじゃん!
ドア開かなかったんだもん!!」


「だもん、じゃねえだろ!!?」


「観月、マイクで怒鳴るな、……うっさい」


「月夜!!
てめぇ、言ったな!?」


「「あー、うっさい、うっさい!!」」


「こんのやろーーっ!!!」





やっぱり、怒っちゃいますよね、観月さん。


大分、観月の怒りも収まったところで。





「おい、こっち来い。
話しずれぇから」





そうだね。

体育館の端と端って結構な距離で、大声出すのもキツい。


観月の立っている舞台の下まで行くと、視界の隅に暁たちが見えた。



暁たちだけ、学年関係なしに固まっているみたい。






「理人、久しぶりだな。
理人とは一年ぶりか?」


「そうだね。
観月ちゃん、老けた?」


「老けてねぇよ!
それにしても、2人ともスーツ似合ってんじゃねえか」


「そ。ありがと」





スーツなんて着慣れてるし、今更言われても嬉しくはない。

ただ、悪い気もしないけど。





「色は…、やっぱり黒か」


「当たり前でしょ?
僕らのイメージカラーは黒だもん♪」