――――私は、これを受け取ってもいいの?
特攻服は、そのチームである証の服であり。
そのチームを背負う誓いのもの。
チームにとっては凄く大切なもの。
そんなものを、〝ニセモノ〟である私が受け取ってもいいのだろうか?
「……………」
「月夜、どうした」
「………………」
「おい」
なかなか受け取らない私をおかしく思った暁は、口調を強め、眉間に皺を寄せた。
本当にいいの?
受け取ったら最後。
後戻りは出来ない。
いつかは絶対。
…みんなを裏切ってしまう事になる。
だったら、今明かしたほうがいいのだろうか。
でも。
そうなって嫌われてもいいから。
……もっと一緒にいたいと思ってしまう。
「…ごめん、ボーッとしてた。
さんきゅ」
「そうか。
暴走の日それ着てこいよ?」
手に持った特攻服は、…重く感じる。
これには〝青龍幹部〟という重荷が掛かっているから。
私の場合、黒蝶総長という重荷が。
でも、その重荷が心地いいし、重荷があるからこそ。
……力がみなぎってくるんだと、私は思う。

