目の前には、暁たちと黄狼が対峙して睨みあっている。
そっと、暁たちの後ろから歩みよった。
「ねえ、そこちょっと邪魔なんだけど?
……通してくんない?」
理人が言う。
一度切れたら、周りが見えなくなっちゃう私たち。
だから、いくら青龍だとしても理人たちは睨みつける。
標的まで行くのに、青龍は邪魔だから。
「え…、理人!!?」
「他のみんなも…。
どうしたの?!」
「月夜まで………」
「おい。
退けっつってんだろ。
…早く道開けろよ」
「羚、矢……?」
「さっさと退いてくれます?」
「藍………っ?」
いつもと違う理人たちに戸惑いを隠せない暁たち。
そりゃそうだろうね。
でも、私も苛立ってるから、……冷静でなんかいられない。
戸惑いながらも道をあけた。
そこを凄い目つきで通る。
「てめえ等も邪魔なんだよ、クズ共」
「あんだと?!」
「一般人に集っちゃってさぁ、バッカじゃないの?
僕たち、一般人に手出すクズって大嫌いなんだよね〜。
てか、てめぇ等なんかクズ以下だよね?
アハハッ」
「てっ、てめえ……!」
どんどん挑発する羚矢と理人。
2人はいつも挑発するからなぁ。
その挑発がいつもより激しくなってるけど(笑

