黒蝶‐総長♀×総長♂‐ Ⅰ








目の前には、暁たちと黄狼が対峙して睨みあっている。



そっと、暁たちの後ろから歩みよった。






「ねえ、そこちょっと邪魔なんだけど?
……通してくんない?」




理人が言う。


一度切れたら、周りが見えなくなっちゃう私たち。


だから、いくら青龍だとしても理人たちは睨みつける。




標的まで行くのに、青龍は邪魔だから。







「え…、理人!!?」


「他のみんなも…。
どうしたの?!」


「月夜まで………」



「おい。
退けっつってんだろ。
…早く道開けろよ」


「羚、矢……?」


「さっさと退いてくれます?」


「藍………っ?」






いつもと違う理人たちに戸惑いを隠せない暁たち。


そりゃそうだろうね。



でも、私も苛立ってるから、……冷静でなんかいられない。




戸惑いながらも道をあけた。


そこを凄い目つきで通る。





「てめえ等も邪魔なんだよ、クズ共」


「あんだと?!」


「一般人に集っちゃってさぁ、バッカじゃないの?
僕たち、一般人に手出すクズって大嫌いなんだよね〜。
てか、てめぇ等なんかクズ以下だよね?
アハハッ」


「てっ、てめえ……!」







どんどん挑発する羚矢と理人。


2人はいつも挑発するからなぁ。



その挑発がいつもより激しくなってるけど(笑