ブチッ
頭の中の何かが切れる音がした。
一般人は弱いだって?
お前らみてえな卑怯な手を使う奴ほど弱い奴はいねえよ。
なにコイツら調子乗っちゃってんの?
そう思ったのは私だけではなかった。
羚矢も理人も藍も莉央も。
額に青筋が浮かんでいて、表情も冷酷。
見るからに怒っていた。
…――――わかってた。
さっきも言ったように、他のチームの問題に手を出すことはダメだってことぐらい。
頭で分かってはいても、体が勝手に動く。
理性が吹っ飛んで怒りに任せた私たちは、後先考える余裕なんかない。
いつも私たちは余裕でいられたのに……。
「っもう我慢出来ねえ!!!」
「僕も。
許せないよね、あーいう奴等って」
「…そうですよね」
「………行こう」
「あいつら、ぶっ潰す!!!!」
みんなの目はマジで。
目を合わせ、そして………、路地裏から足を踏み出した。

