仮にも、私たちの立場はチームをまとめる幹部。
ましてや私なんて総長だ。
チームのみんなに迷惑なんかかけられない。
まぁ、青龍だから抗争までは発展しないと思うんだけどね…。
「どこ?」
「んーっと、もうちょい先……」
「へへっ、コイツらダセーな!!」
「鼻血出てるし!キモッ」
羚矢の声に被さって聞こえてきたのは、
男たちの気色悪い笑い声。
私たちの数メートル先で、数人の男子高生がサラリーマンのオッサンたちを殴っていた。
見るからにオッサンは気絶してるのに、尚も殴り続ける男子高生。
その周りにも、その男子高生の仲間と思われる奴等が笑ってその様子を見ている。
そして、そいつ等の周りにも倒れた人たち。
中にはお年寄りまで………。
なんとも悲惨な状態だった。

