黒蝶‐総長♀×総長♂‐ Ⅰ








仮にも、私たちの立場はチームをまとめる幹部。


ましてや私なんて総長だ。



チームのみんなに迷惑なんかかけられない。



まぁ、青龍だから抗争までは発展しないと思うんだけどね…。






「どこ?」


「んーっと、もうちょい先……」



「へへっ、コイツらダセーな!!」


「鼻血出てるし!キモッ」




羚矢の声に被さって聞こえてきたのは、

男たちの気色悪い笑い声。



私たちの数メートル先で、数人の男子高生がサラリーマンのオッサンたちを殴っていた。


見るからにオッサンは気絶してるのに、尚も殴り続ける男子高生。




その周りにも、その男子高生の仲間と思われる奴等が笑ってその様子を見ている。


そして、そいつ等の周りにも倒れた人たち。



中にはお年寄りまで………。





なんとも悲惨な状態だった。