だったら、……俺たちのことか?
でも、俺たちは何もした覚えはない。
ヨルに嘘なんかついてないし、騙してもいない。
もちろん、裏切ってもいない。
……はたまた、自分自身が、嘘ついてるってことか?
ヨルが、誰かに対して。
だったら…―――
俺たちに、だろう。
莉央たちには、ヨルは嘘なんかつかない。
ヨルは強く、莉央たちを頼ってるから、信じてるから。
じゃあ、ヨルはなにか俺たちに嘘をついてるというのか?
――ヨルが泣きそうになるほどまでに追い詰めた、ヨルが俺たちについた大きな嘘を。
まだ、俺の憶測にしか過ぎないけど。
あながち間違ってないと思う。

