こんな私を、庇う必要はないんだけどね…。
「月夜さん?
こんなとこで何してんスか?」
「朔……。
朔こそ、どうしたんだ?」
「僕は、総長たちに頼まれた資料を……」
「そう……。
なぁ、朔。
もし、朔が、いつも仲良くしてる奴に…、嘘をたくさんつかれていたら……騙されていたら、裏切られたら。
どう、思う?」
「そりゃ、傷つきますよ。
……急に、どうしたんですか?」
「そうだよな…。
急にごめん。
じゃあ、バイバイ」
私、なに聞いてんだろ……。
でも、そうだよな。
誰だって傷つくよね…。
…―――ハハッ
私らしくないな、もう。
「はあ……」
これからどうしようかな〜。
理事長室に行く気はないし。
繁華街も疲れたし…、今日は休みたい。
黒蝶の溜まり場にでも行ってこよっと。
家で寝るのもいいけど、チームの状況の確認もしときたいしさ。
いろいろあって、最近溜まり場に行ってなかったから、ちょうどいい。

