もしかして……、っううん、そんなわけないない!
咲希斗に限ってそんなことは………。
ほら、よく男同士の友情を確かめるための抱擁ってのがあるじゃん?
……いや、それはそれで気色悪いけどさ。
他になにか……。
あっ、よく廊下で、男子たちがふざけて抱きついたりしてたとこ見たことあるっ!
そっか、たぶん咲希斗もふざけか!
てか私、なに真面目に悩んじゃってんの?
バカらし、私。
「今まで繁華街で暴れてたんだって?」
咲希斗がようやく離れ、いつも座っているソファーに座った。
そして、ようやく本題に入ったみたい。
「まぁ、ね」
「誰かがここ数日繁華街で暴れてる、っていうのは青龍にも伝わってたんだ。
けど、まさかそれが月夜くんだとは思わなかったよ。
月夜くんだって気づいたのは、昨日の夜入ってきた情報のおかげなんだけど」
あんだけ暴れれば、青龍にも伝わるのは当たり前。
だから、私だと知ってすぐさま来るかなって思ったんだけど、来なかったから別にいいのかなって思って……。
まさか、私だとは伝わってなかったなんてね。

