別に、心配しなくても大丈夫なのに……。
「とにかく、溜まり場行こうね。
みんな、月夜くんに会いたがってるから。
…特に、咲希斗と來希がね」
「……ったよ」
まだ暴れるつもりだったけど…、ま、いっか。
航太に連れられて久々に溜まり場にやってきた。
下っ端くんは、私を見るなり目を輝かせ、何かボソボソ言っている。
……は?私なにか変?
意味が分からず、航太に聞いてみるも、後で説明してあげるから、と言って教えてくれなかった。
「つっくーんっ!!!
久しぶりぃ!!」
「ぅわあっ!!?
さ、咲希斗?!
ぐ、ぐるじ……っ」
幹部室に入るなり、勢いよく抱きついてきたのは咲希斗。
可愛い顔しても、男は男で。
いくら私でも、苦しいもんは苦しい。
てか、私は今男装してるはず。
よくよく考えてみれば、咲希斗は男にでも平気で抱きつくのか……?
海翔以外はみんな、私が女だってこと知らないはずだし。
随分前から、抱きつかれてた気がするんだけど……。

