―――数日後の夜。
私は、〝銀の悪魔〟の代わりに繁華街で暴れていた。
顔や服は、たくさんの返り血を浴びて真っ赤に染まっていた。
ここ数日で、私の名は一気に広まった。
だって、私は、数日間ずっと繁華街で暴れていたのだから。
学校もサボり、繁華街にいぱなし。
家にいるときは寝るときだけの、たった数時間。
病院送りにしたやつは数知れず。
でも、誰彼構わず喧嘩してるわけじゃない。
レイプやかつあげなどをしてる奴らを相手にしてるんだ。
そして今も…――――
「ひぃ…――っ!
ゆゆゆ、許して…っ」
「やだね。
俺、女を襲う奴大嫌いなんだよ」
女をレイプしようとした奴を見つけ、
俺が駆けつけると、私を見てすぐに青ざめ、逃げようとした。
…―――そんなに、私の顔は知れ渡ってるんだ。
男にトドメをさし、女をみる。
「大丈夫か?」
「も、もしかして、月夜くんですかっ?!」
「…え?そうだけど。
何で知ってる……??」
「キャーッ!!
あ、握手してくださいっ!!」
「は、はあ…?」
手を差し出され、流れで握手をした。
そしたら、すっごい嬉しそうに笑って、はしゃぎ始めた。

