黒蝶‐総長♀×総長♂‐ Ⅰ








―――数日後の夜。


私は、〝銀の悪魔〟の代わりに繁華街で暴れていた。



顔や服は、たくさんの返り血を浴びて真っ赤に染まっていた。




ここ数日で、私の名は一気に広まった。


だって、私は、数日間ずっと繁華街で暴れていたのだから。



学校もサボり、繁華街にいぱなし。



家にいるときは寝るときだけの、たった数時間。



病院送りにしたやつは数知れず。




でも、誰彼構わず喧嘩してるわけじゃない。


レイプやかつあげなどをしてる奴らを相手にしてるんだ。



そして今も…――――






「ひぃ…――っ!
ゆゆゆ、許して…っ」


「やだね。
俺、女を襲う奴大嫌いなんだよ」







女をレイプしようとした奴を見つけ、

俺が駆けつけると、私を見てすぐに青ざめ、逃げようとした。



…―――そんなに、私の顔は知れ渡ってるんだ。



男にトドメをさし、女をみる。






「大丈夫か?」


「も、もしかして、月夜くんですかっ?!」


「…え?そうだけど。
何で知ってる……??」


「キャーッ!!
あ、握手してくださいっ!!」


「は、はあ…?」





手を差し出され、流れで握手をした。


そしたら、すっごい嬉しそうに笑って、はしゃぎ始めた。