「どこまで送ってけばいい?」


「青龍の溜まり場。
…場所、知ってるか?」


「当たり前。
麗桜組副組長なめんなよ?」


「そうだね。
情報に関しては凄いよね、昔から」






麗桜組の中で、副組長の他に情報参謀の役職も受け持ってる真咲さん。


ハッキングの腕は正にプロ級。


真咲さんにかかれば、どんな固いロックでも解除できる。



私がハッキングが出来るのも、真咲さんのおかげ。




バイクを猛スピードで走らすとこは相変わらず。


私を怖がらせようと、私をバイクの後ろに乗せる度に猛スピードで走るもんだから、次第に慣れちゃったっつの。


……初めらへんは、怖くては泣いたりもしたけど。




それはそうと…。






「真咲さんっていま何歳なの?」


「今年で36になる」


「もうそんな年?」





36歳?!

見た目、二十代後半あたりなんだけどっ!


どうやったら、そんな美貌を保ち続けていられるんだか…。




シワ1つないじゃん。