「どっ、どうしたの、これ!?」
「え〜っと、ですね…」
コイツの話だと、
朱鷺が私を呼びに行ってるとき、最後のビールと料理をあの怪我してた三人が持ってきたんだって。
で、急いでテーブルに置こうとしたら、一番後ろにいた奴が段差に躓いて転び、そのあとはドミノ倒しになってしまったらしい。
もちろん持っていたビールや料理は台無し。
しかも、割れて、ビールのビンの欠片や料理を盛っていた皿の破片で怪我をしちゃったみたいだ。
このままだったら、宴自体が台無しになっちゃうし、私に迷惑かけると思って、慌てて隅に置き、人で隠してた。
…―――らしい。
「迷惑なんかじゃないよ?
宴自体私のために開いてくれるんだもの。
それだけで充分よ」
「若………」
「それよりさ、その三人の怪我、大丈夫なの?」
「はい、平気ッス!
これくらい慣れっこなんで」
「ダメだよ!
手当てしてあげる」
遠慮する三人を無理やり座らせ、手当てしてあげた。
周りは、何故か〝いいなぁ〟とか言ってるけど、…何が?って感じ。
手当ても終わったところで、宴が始まった。
親父が〝乾杯〟といって、一気にみんな酒を飲み始めた。

