黒蝶‐総長♀×総長♂‐ Ⅰ









そこにゆっくりと歩いていく。



それを防ごうとしてくる奴らもいて、ますますそこに何かがあると確信した。





「わ、わわわ若っ!!
の、飲みましょう!
喉が乾いているでしょう?!」


「乾いてない」


「なな、なら、お腹すいたでしょ?
美味しいご飯ありますよ?!
若の好きなものも…」


「あとでいい。
……どいて」


「い、いや、あの!
ここには何もあっ、ありませんっ!」


「ないなら、どけるでしょ?」


「うっ……。
どけませんっ!!」





みんなして、なに?


そんなに私に見られたくないものなの?




あー…。
だんだんイライラしてきた。





「命令。
………どけ」


「でも…っ」


「私の言うこと聞けないの?」


「っ!?
………みんな、ごめんなさいっ!!!」





向こうが折れて、退いてくれた。


こういうとき、若って立場便利だわ〜。



退いて見えたのは、無残に割れたビールのビンの数々と、ぐちゃぐちゃになった料理たち。