そこにゆっくりと歩いていく。
それを防ごうとしてくる奴らもいて、ますますそこに何かがあると確信した。
「わ、わわわ若っ!!
の、飲みましょう!
喉が乾いているでしょう?!」
「乾いてない」
「なな、なら、お腹すいたでしょ?
美味しいご飯ありますよ?!
若の好きなものも…」
「あとでいい。
……どいて」
「い、いや、あの!
ここには何もあっ、ありませんっ!」
「ないなら、どけるでしょ?」
「うっ……。
どけませんっ!!」
みんなして、なに?
そんなに私に見られたくないものなの?
あー…。
だんだんイライラしてきた。
「命令。
………どけ」
「でも…っ」
「私の言うこと聞けないの?」
「っ!?
………みんな、ごめんなさいっ!!!」
向こうが折れて、退いてくれた。
こういうとき、若って立場便利だわ〜。
退いて見えたのは、無残に割れたビールのビンの数々と、ぐちゃぐちゃになった料理たち。

