黒蝶‐総長♀×総長♂‐ Ⅰ









大広間の襖の前にたって待っていた。


何故か、朱鷺から合図があるまで入ってこないで、と言われた。




それに、さっきから中からドタンバタンと凄い物音が聞こえる。


たまに、人の悲鳴っぽいものも……。



宴なのに、なんでそんな物音がするんだ?!





「わ、若、入ってきていいッスよ!」


「…う、うん…?」





合図があり、襖を開けると………。



パンッ パンパンッ!!!



大きな音と同時に、少し焦げ臭い臭いが漂ってきた。


何事かと見てみれば、クラッカーを持ったみんなの姿。

私の髪や肩には紙くずが。



驚きすぎて、ポカーンとしていると……。





「月乃、おかえりー!
なにポカーンとしちゃってんの?」


「え…、あっ、理人」


「お帰りなさいッス、若!!!」


「すっかり成長してますね!
美人さんになっちゃって」


「たったの三年でこんなにも変わるものなんッスね!」






みんなが一気に話しかけてきた。



そりゃ、三年も経てば成長だってするわ!


つか私美人じゃないし!!