黒蝶‐総長♀×総長♂‐ Ⅰ









「…―――っっ!!?
咲希、斗と、海翔…………!??」





咲希斗と海翔の2人だった。


2人は、銃を突きつけられていた。





「なにしてんだ!
銃突きつけるなんて………っ!
卑怯だぞ!?」


「俺たちだって!!
こんな卑怯なマネしたくないんッスよ!!!
けど……っ!」


「こんなことをしてまでも、月夜坊ちゃんに帰ってきて欲しいんです」


「これは親父っさんからの命令ではありません。
俺たちの意志でやっていることです」







…――そんなの、知ってるよ。


親父が、卑怯なマネは一切しないということなんて、とっくに知ってる。


みんなだって、卑怯なマネをするのは嫌い。


なのに、今こんな事してるってことは、


そんなに私に帰ってきて欲しいということ…?






「俺たちは、坊ちゃんが帰ってきてくれるのを心待ちにしています!」


「どうか……っ!
帰ってきてくださいよっ…!!
俺たちの組には、若が必要なんです」






…こんなに、暖かい奴らだったっけ?


麗桜組はもっと、冷たい奴らばっかだと思ってた。



………ただ単に、私が勘違いしてた、だけ?