あまりにも遅すぎる。
さっきからずっと咲希斗たちに電話掛けてるけど繋がらない。
道に迷ったとしたら、連絡はくると思う。
このあたりに圏外のとこはなかったから、連絡はできるはず……。
もしかして、何かあった、とか……?
不吉なことが頭を掠める。
いや、でもこの辺りは、黒蝶が治安を維持してるから、大丈夫だと…、思いたい。
そしたら…、
「わりい!遅れた!!」
「ごめん」
來希と憐慈の2人がやってきた。
そこに、咲希斗と海翔の姿はない。
一緒に行動してなかったの……?!
「どうして遅れた?」
「いやぁ、道に迷っちゃって…。
電話しようと思ったんだけど、
俺は充電切れ、來希は携帯自体を家に忘れたみたいで………」
「それより、咲希斗たちは?!
一緒じゃなかったのか?」
「は?
もう来てんじゃねえのかよ?!
出発してすぐあの2人とは別れたぜ」
一緒じゃ、なかった………?
あの2人、みる限り方向音痴ってわけじゃない。
…なら、どうして?
居場所もわからず、連絡もつかず状態。

