「そうそう、月夜くん」
「ん?」
「そろそろさ、俺たちのことも呼び捨てで呼んでくれないかな?」
「呼び捨て?」
「俺のことは、航太って呼んでよ」
「………暁でいい」
そーいや、まだ名字呼びだったっけ?
名字で呼ぶことに慣れちゃってたから、忘れてた。
「ん、わかった。
あと、暁も呼び捨てでいい。
……月夜、で」
「あぁ」
仲間なのに、名字呼びって余所余所しかったかな?
……まぁ、いっか。
それから三十分くらいして他のグループがやってきた。
でも、一時間たっても二時間たっても、咲希斗たち4人が来ない。
制限時間を過ぎているのに。
道に迷ったりでもしたか?
あまりにも遅いため、私たち三人以外の生徒は先に新幹線を使って帰らせた。
神社には、和志、観月、そして私たち三人しかいない。

