だけど…………。





「おせえよ、三人!」


「待ちくたびれたよ?」






ちゃっかり、観月、和志、青龍の6人はロビーのベンチにいました。


一時間以上経っちゃってるし、怒るのも無理はない。






「って、は?
お前、………月夜?」


「そだけど?」


「つっくん、カッコイいっ!!!
どうしたのーっ?」


「2人にコーディネートしてもらった。
昨日買い物行ったから」





随分、私のこの格好は好評だったみたいだ。


おかしい、って言われたらショックだけど、


こう褒められても恥ずかしいなぁ。






「あ、ピアス、いかにも青龍っぽい!
ネックレスとかシャツも龍じゃんか!」


「月夜さんは青龍の幹部なんで、龍をモチーフにしました!」


「へえ。
しっかし、2人ともやけに月夜に懐いてんな?」


「だって月夜さんは、俺たちの憧れですもん!」


「喧嘩は強いって言うし、優しいし、下っ端だからって分け隔てなく接してくれるんッス」


「もちろん、総長たちのことも憧れてます。
けど、俺はやっぱり月夜さんみたくなりたいッス!!」







徹…、朔…―――