「はい、完璧ッスよ」


「ん、サンキュ!
お前ら、センスいいな?」





起床時間の30分前に起き、徹たちの部屋に来ていた。


いつもの私じゃ、早起きなんて考えられないけど、約束だったから仕方がない。




昨日買った服に着替え、頭をセットしてもらい、ちゃんとピンもピアスもつけた。


それがまた苦労したもんで、全てが終わった頃には、集合時間をとっくに過ぎていた。



……私って、遅刻の名人?


なんて、ふざけてる場合じゃない。



今日帰るんだから、帰りの支度しなきゃなんないのに、全くやってない。





「部屋戻るわ。
支度してねえ」


「俺らも手伝います!
呼び出してしまったのは俺たちですし…」


「そうか?じゃ、頼む」






一旦部屋に戻り、二人に手伝ってもらいながらもなんとか支度終了。



急いでロビーに行くと、もうみんな行ってしまったのか、姿はなかった。