だが……。
家に帰る途中に通る繁華街でそれは起こった。
「やっ………たすけ……………っ!!」
路地裏の方から女の人の声。
ハッキリとじゃなく微かに、だけど、それは誰かに助けを求めていた。
「……かにしろ…よ!!」
「…とな……しろ!!」
男の怒鳴り声。
今の時刻は、18時をまわった頃。
……助けなきゃ。
夜の繁華街は危険。
柄の悪い奴らやヤクザや中には薬中毒の人などがやってくる。
夜は繁華街を通らないほうがいい。
通ると、かなり高い確率で絡まれやすい。
声がしたほうにバイクをとめ進んでいくと、
今まさに、男が女を襲おうとしてるところだった。

