黒蝶‐総長♀×総長♂‐ Ⅰ










6時ちょい過ぎに、南野公園に着いた。


中を覗くと、既にあの六人らしき影があった。





「中にはいるぞ」





公園の中に車を停めた。


青龍も車の存在に気づき、視線をこちらに向けた。






「では、いってらっしゃい〝K〟」


「…あぁ」






車の戸をあけ、ゆっくり降り立った。


青龍の視線が集まるのがわかる。



はぁ。
そんなに見んなっつうの。




歩み寄り、青龍との距離が二メートルあたりで止まった。






「お前らが、青龍、だな?」


「そうだが。
……お前は、黒蝶か?」

「見てわかるだろ?」


「どうして、ここに?」


「どうして、か。
ハッキリ言うが、お前ら青龍が俺ら黒蝶の溜まり場に来るのを止めるため、だ」






みんなのオーラがいつもと変わった。


族のトップとしての顔。






「…なぜだ」


「青龍は正統派だ。
けどな?
他のチームが、許可もなく溜まり場に来られるのは困るんだよ。

ウチは、事前に言ってくれなければ入れないんだ。

それに、それなりの理由がなければ入れさせねえ」