よかった。
それ知らなかったら、マジで防げなかったかも。
いや、防げたことは防げたと思うけど、防ぎやすくなった。
「教えてくれてサンキュ!
紅蓮には、連絡いれとくから、心配すんなよ?」
「は、はい…」
「じゃ、また明日の朝、部屋に行くな?」
「「はい、待ってます!」」
2人と別れ、藍たちと待ち合わせしている場所へと向かった。
駅の裏あたりに停めてある、黒塗りの車。
ちっちゃく、紫色の蝶々が描かれたその車は、黒蝶の車。
「お待たせ」
「時間ピッタだよ〜。
それにしても凄い荷物だね」
「下っ端くん2人に着せ替え人形にされた。
……って、そんなのどうでもいい。
青龍が、南野公園に6時に来る。
恐らく、黒蝶の溜まり場に来るつもりだろ」
今は雑談に付き合ってる暇はない。
とにかく、防がなければ。

