観覧車から降りたくないっ!
そう思っても、時間はたつもんで。
乗り場につき、なんとか海翔を起こして観覧車から降りた。
………はい。
目の前には、お二人の姿が。
行く勇気がなく、立ち止まっていたら、みんなも観覧車から降りて私たちのところに来た。
「なんで2人で乗っちゃうの?!」
「………咲希斗。
今はそんなこと言ってる場合じゃねえ」
「え?」
「前見てみろ、前」
「前?………げっ!!」
ようやっと気付いたのか、一気に顔を歪める咲希斗たち。
理人たちは、知らんぷり。
「誰から、…行く?」
「僕ヤダからね!」
「俺だって!」
「理人たち…」
「僕たちをまきぞいにしないでよ!」
みんな行きたくなくて、譲り合い。
死んでも行きたくない!

