……あ、もうちょいで天辺だ。
空、綺麗だなぁ。
星がたくさん輝いてる。
気持ちが和らぐ。
「落ち着くな……」
天辺から、徐々に下がってくるに従って、1つ後ろに乗ってる人たちが見えた。
そこには、來希、羚矢、咲希斗、理人がこっちを見て、何か言っている。
「…………?」
何て言ってるんだ?
理人が口パクで、
〝下みてごらん〟
と言っていたのはわかった。
理人だけが下を向いて、他三人は、私たち2人を指差している。
した?
言われた通り下をみると、
「………げ」
観覧車の出口付近で、仁王立ちする和志と観月の姿。
額に青筋が浮かんでるし、明らかに怒ってる。
どうやら、理人だけが気づいてたご様子。
まぁね?
理人たちは怒られずに済むからいいけど、
こっちは怒られるんだよ?
理人も、観月たちが怒ると怖いって知ってるでしょ?
なのに、なに、笑ってんのよぉーっ!

