黒蝶‐総長♀×総長♂‐ Ⅰ










あーあ…。


自分でバラしちゃったのと同じじゃない。



いつも寝てばっかで、ボーッとしてるのに、ちゃんと周りは見るんだね。

なんか、油断しちゃってたかも……。



こうなりゃ、もう隠し通せない。






「……そーだよ?
私は、女。
あーあ、バレちゃった」


「なんで、男子校に?」


「前の学校でね。
問題起こして退学になっちゃったの。
入れる学校が他になくてね?

最初は、学校行かなくてもいいかなって思ってたんだけど。
観月に〝高校までは卒業しろ〟って騒がれちゃってさ。

いつの間にか、勝手にこの学校に通うことを決められたの。

まぁ、無理やり入らされたってとこかな」







一通り説明した。


海翔は、表情を変えることなく無表情のまま私を見据える。







「…バレちゃったからには、仕方ないね。
学校、次何処行こうかな〜」


「…………別に、変える必要ないんじゃない?」


「え?」


「…………俺、みんなにバラす気なんかないし」


「…は!!?」






ばっ、バラさないの?!





「俺、女はあんま好きじゃないけど、ヨルなら平気」






……へ?

それってどういう…?







「喧嘩も出来るし、男らしいし。
ヨルの性格、俺、好き」





と、友達、ってことだよね?