「それに、顔の造り自体が女っぽい」
「そ、れは、咲希斗だって……」
「男にも女っぽい奴はいるけど、お前と咲希斗じゃ全然違う。
女っぽい奴でも男は男。
腕だって太いんだ。
ついてるもんもついてるしな」
つ、ついてるもん、って、やっぱ、………アレ、ですか?
アレまでは誤魔化せないけど。
「病気がちな奴なら、細い奴もいるが。
ヨルは病気がちじゃないだろ?
喧嘩できるし。
だったら、そんなに細いわけがない」
「……っ、でもそれは、海翔の考えだろ?」
「決定的な証拠も見たよ」
…………は?
決定的な、証拠、だと?
「アクア・ジェットに乗った時。
落ちる直前、ヨルは自分のこと〝私〟と呼んだ。
しかも、落ちてびしょ濡れになった時、うっすらと下着が透けてた」
「…――――っ!?」
―――あっ!
確かに、自分のこと〝私〟って呼んじゃってたかも……。
それに、下着が透けてた、って……。
じゃあ、海翔がパーカーを貸してくれたのは、風邪引くからとかじゃなくて、…下着が透けてたから?

