黒蝶‐総長♀×総長♂‐ Ⅰ









何も問題が起こることなく、日が段々暮れてきた頃。



確か、今日は夜の8時くらいまでここに居ていいんだっけ?






「ねぇ!
僕、お化け屋敷入りたいなぁっ!」




ギクッ



お、お化け屋敷…、だと?



お化け屋敷と提案したのは、咲希斗。

周りも乗り気になる中、バチッと來希と目が合ってしまった。




げっ……、嫌な予感…。






「月夜。
……逃げんなよ?」







意地悪く笑う來希に、寒気がした。








「どうしたんだ?
月夜がどうして逃げんだよ?」


「さぁな。
月夜本人に聞いてみれば?」


「月夜?」


「な、なんでもねぇよ………」








どうにかして逃げないと……。


來希は仕方ないとして、他の青龍の奴らにまでバレるなんて嫌だ!






「………月夜。
…ちょっと、付き合って」


「…は?
って、ちょ、鐘田!?」






何を思ったか、鐘田は私の腕を掴み、何処かへ引っ張ってゆく。