ただ、私の〝実家〟だってことはバレなきゃいいけど……。



まぁね?
行かなきゃいい話なんだけど、…藍の計画(?)により行くはめに……。



藍の計画は、ほんっとに完璧。


これなら、バレる心配もいらないし、無事修学旅行を乗り越えることが出来ると思う。






「そーそー、明日だよね、ホテルの部屋割り」


「そーいやそうだな。

美都ちゃんが俺ら幹部たちは、幹部同士で一緒にするみてぇだぞ」


「へぇ。
それは助かるね。
だったら、僕、月夜くんとなりたいかな?」


「僕も僕も〜!」


「俺もだっ!」







み、みんなして何なんだよ……っ?


俺と一緒になったって、何も良いことなんてないよ……??






「三人一組みたいだからね。
くじ引きかなんかで決めるんだっけ?」


「うん、確か」






…っあ!!


てか、同じ部屋になったら、ヤバいんじゃ…?!


來希ん時は、何とかなったけど……!!!





明日、観月に言っとかないと…!