魅來たちが楽しんでくれるなら、別にいい。
それから、たくさんの乗り物に乗った。
魅來のリクエストのゴーカートや、コーヒーカップ、絶叫系も乗りまくり、
気づけば、日が暮れ始めた。
「ねえ、月にぃ?
あれ、入りたぁい!」
「あれ?
……って、まさか」
「あーっ、私も入りたいっ!」
魅來と夢希が指差したのは、
日本で1・2を争うほど怖いという、…お化け屋敷。
中に入ってもいないのに、見てるだけでゾクゾクする冷たい雰囲気を醸し出している屋敷。
見た目でこれほどならば、中はもっと………。
いや、考えない、考えない……。
「じゃあ、乗るか!
…柊、藍、行くぞ」
「そうですね、行きましょうか。
……月夜も行きますよ」
ちょ、待って!?
私、中入れないっ!
全国No.1の暴走族の総長といえど、怖いもんも1つはある。
私の場合、それが〝お化け〟なだけだ。
藍は私が入れないこと、知ってるでしょ!?
なに、入らせようとしちゃってんの?!!

