〝アイツ〟に電話をかける。
「あ、私だけど……」
――――――…
――…
「よし!行くか」
「うんっ!」
「楽しみだなぁ!!」
いよいよ出発時間。
〝アイツ〟との待ち合わせ場所は、この近くのコンビニ前。
約束の時間まであと十分。
ここからコンビニまでは、ぴった十分だから、大丈夫。
「どこ行くんだ?」
「行き先は秘密。
けど、まずは〝アイツ〟と合流しなきゃならねぇから、近くのコンビニまで」
「〝アイツ〟……?」
「須藤も知ってるはずだけど…、まぁ、会ってみればわかる」
コンビニまでの歩き。
子供たち2人は、もうルンルン。
行き先もわからないのに、走って先に行こうとするわ、
幼稚園で習ったらしい歌を大声で歌うわ…。
テンション高すぎて困ります……。

