黒蝶‐総長♀×総長♂‐ Ⅰ










私だけ起きて、須藤だけ寝てるなんて、…ずるいよね?






「起こしてくる。
…お前らも来るか?」


「「うん!!」」








須藤の部屋に入ると、
須藤は、口を大きく開けていびきをかきながら寝ていた。



掛け布団は、最早掛け布団の意味を成してない。






「はぁ…。
よし、起こすとするか」






さて。

どうやって起こすとするか…。


顔に落書き?
…それは可哀想か。





じゃー…。






「ふがっ!
………スースー」


「………。
起きねぇ」






鼻を摘んだけど、起きない。


布団を剥がしても全然起きない。



頬を抓ったり、くすぐったりしたけど、起きる気配全くなし。






「チッ」





流石にキレちゃった私は、キッチンに向かった。

魅來と夢希は不思議そうな顔でこっちをみる。






「安心してな?
俺が今すぐに起こしてやるから」


「つ、きにぃ…?」


「こ、わい……」



「あ、ごめんね。
怖がらせちゃったか…。
ちょっと、待ってて」







二人は、いつもと違う私が怖かったみたい。


怖がらせちゃって悪かったかな…。