時間はあっという間に過ぎて、もう寝る時間。
「魅來、夢希。
もう寝ような」
「えーっ!やだぁ!!」
「また明日、たくさん遊べるだろ?
明日はどっか出掛けようか」
「ほんと!?」
「今日、ちゃんといい子に寝たら、明日面白い場所に連れて行ってやる。
だから、大人しくお部屋に行って寝よう」
「「うん!
おやすみなさーい!」」
ふぅ……。
やっと部屋に戻った。
今日は、疲れた…。
こんなんが、あと2日も続くのか…。
体、もつかな?
「俺たちもそろそろ寝ようぜ」
「だな。
…でさ。
俺、どこで寝たらいいんだ?」
「………―あ」
須藤はどうやら忘れてたみたいだ。
さっきからずっと思ってたんだよね…。
「んー、どうするか…。
姉貴の部屋使わせんのもアレだしな……」
二人で、唸りながら悩み続けた。