「なっ………!!?」







私は目を見開き、固まってしまった。



No.2である〝青龍〟が、この学校を締めてるだって?


そんなの、私知らない。



観月と和志は私の正体知ってるはずなのに、なんで教えてくれなかったの?




先に教えてくれればよかったのに……。




青龍がいるいないかは、今問題じゃない。







その〝行事〟が問題。



嘘でも、別の族に入ってると言っときゃ良かった。




私が入ってる族じゃなく、別の………。






喧嘩で力試しとなると、たぶん私は、一位の奴も倒せると思う。



この学校での一位は、恐らく青龍の現総長だろうから。






ただ、本気をだして総長を倒したら、怪しまれかねない。



だからと言って、喧嘩にわざと負けるなんて、私のプライドが許さないし、

何より相手が可哀想だもの。






だったら、どうすればいい?





私が喧嘩を出来ること、青龍が知ればいいだけ。



……となると?






………うーん、思いつかない。