「咲希斗、諦めろよ。
あんだけ言ってるんだから、本当なんだろ」
「憐慈、みんなもさ、つっくん何か隠してるって思わないの?」
「それは…、思うけどさ。
月夜はどんなに聞いても答えてくれないだろ?
これじゃ、埒があかないぜ」
「…もういいもんっ!
絶対に聞き出してやるんだからぁー!!」
憐慈の説得に、拗ねた咲希斗は部屋を出て行ってしまった。
…咲希斗に悪いことしちゃった。
助かった、って言えば助かったけど。
「ねぇ、月夜くんに來希。
今日は出かけないんだよね?」
「…?あぁ、出掛けねえけど」
「じゃー、今日は2人とも〝銀の悪魔〟捜索に参加だね!」
ピタッと私の動きがとまる。
……忘れてた。
コイツら、銀の悪魔を捜してたんだっけか。
「あー、そーいや、やるっつってたな」
「…月夜くん?
どうかした?」
私の異変にいち早く気付いた夏芽。
さすが、と言いたいとこだけど、今のは気付かなくて良かったよ…。

