須藤に連れてこられた理由も分からないまま、夕食をごちそうして貰うことになった。



須藤のお母さんは、

美味しいの作るわよ!、と張り切っていた。



そして私といえば…、





「月夜くん!
お話しようよ!」



「こっちおいで!」







お姉様方に捕まり、只今左に亜希さん、右に咲希さんという形でソファーに座っております…。



しかも、私の膝の上には魅來くんと夢希ちゃん。






「やぁっぱり、イケメンは目の保養になるわねぇ〜!」



「月夜くんは、彼女いるの?」



「いや、いないっス。
…てか、彼女出来たことないんで」







女に彼女は出来ないでしょ…。


てか、彼氏さえ出来ないし…。







「えーっ?
スッゴク意外〜!

彼女の1人や2人いそうなのになぁ」








2人、って浮気じゃん!!


ダメだろ!?



私、軽そうに見えるかな…?