魅來くんと夢希ちゃんの頭を撫でてあげると、
2人はいきなり抱きついてきた。
「わっ…!」
「月にぃ!
抱っこ抱っこ〜!」
「僕も抱っこして〜!」
「いいよ。
2人ともおいで?」
2人同時に抱っこした。
左には魅來くん、右には夢希ちゃんという形で。
「わぁーいっ!
月にぃ、力持ちーっ」
「力持ちー!!」
さっきから思ってたけど………、
つ、月にぃ…!!?
月にぃ、って私のことだよね?
「あらま〜!
珍しいことがあるものねぇ!
みぃくんとゆぅちゃんが初対面の人にこんなに懐くの!
人見知りが激しいのに………」
「そういえばそうだな」
えっ、これで人見知り!?
いやいや、違うでしょ!
こんなに懐いてくれてるのに……。