「〝銀の悪魔〟……?」
突然、憐慈の口から発せられたその言葉。
青龍の溜まり場でいつものようにみんなで寛いでいる時だった。
「あのな、噂なんだけど、ここ最近、夜の繁華街に現れるらしいんだ」
「夜の繁華街だと?
何でだよ?」
「夜の繁華街っていったら、治安めっちゃ悪いよね?」
「なんでも、柄の悪い不良たちをぶちのめしてるらしいんだ。
シルバーの髪に、赤い目をした奴らしいんだけど、ソイツは喧嘩を1日で結構してるからか、
服や顔に返り血が付いてるんだって。
だから、〝銀の悪魔〟っていう通り名がついたんだってさ」
シルバーの髪に、赤い目。
そして、返り血を浴びて、繁華街に夜現れる…………?
それって、私のこと………?
――――どうやら、いつのまにか通り名がついてたらしい。

