次の日は、それはもう大変だった。
悟也とは、一切口もきかず目も合わさず状態。
それはいい。
私も話す気も目を合わす気も、さらさらない。
けれど。
クラスメート(特に咲希斗)からの質問攻めはさすがにキツかった。
―――なんで黒蝶の溜まり場のある地域に行きたくないの?
―――修学旅行、行かないなんて言うなよ!
それが、大半だった。
でも、私の実家について触れる奴は誰一人としていなかった。
たぶん、気を使っているのだろう。
気を使われるのは嫌いだけど、……まぁ、これは丁度いいし、いいか。
質問攻めからやっと逃れたと思った矢先。
青龍の溜まり場では、修学旅行の行き先についての話で盛り上がっている。
もちろん、黒蝶の話が中心。
居心地が悪いの何の!
話には一切入っていかず、ひたすら時間が経つのを待った。
家にかえってすぐ、私は髪を染め直し、繁華街へ向かった。
そして、また私は血に染まる。
そんなことを、数週間続けていた、
…―――――ら。

