黒蝶‐総長♀×総長♂‐ Ⅰ









次の日は、それはもう大変だった。



悟也とは、一切口もきかず目も合わさず状態。


それはいい。

私も話す気も目を合わす気も、さらさらない。





けれど。



クラスメート(特に咲希斗)からの質問攻めはさすがにキツかった。




―――なんで黒蝶の溜まり場のある地域に行きたくないの?


―――修学旅行、行かないなんて言うなよ!





それが、大半だった。



でも、私の実家について触れる奴は誰一人としていなかった。


たぶん、気を使っているのだろう。




気を使われるのは嫌いだけど、……まぁ、これは丁度いいし、いいか。






質問攻めからやっと逃れたと思った矢先。



青龍の溜まり場では、修学旅行の行き先についての話で盛り上がっている。


もちろん、黒蝶の話が中心。





居心地が悪いの何の!



話には一切入っていかず、ひたすら時間が経つのを待った。






家にかえってすぐ、私は髪を染め直し、繁華街へ向かった。






そして、また私は血に染まる。






そんなことを、数週間続けていた、










…―――――ら。