黒蝶‐総長♀×総長♂‐ Ⅰ











「嘘だと思うなら、さとっちゃんにでも聞いてみれば?」








黒板の前に、腕を組み目を瞑っている悟也の姿が目に入った。



………待って?




クラスメートたちが提案した場所を最終的に決めるのは、悟也だよね?


そして悟也は、私が黒蝶の総長だってことを知ってるんだよね………?






段々と怒りがこみ上げてきた。



何で許可しちゃったの!?


悟也なら、ダメだって言えたのに!!!




こっちが、正体を隠してるのは分かってるんでしょ!!?




一体、どういうつもりなの、悟也はっ!!!!






私は、悟也のとこまで歩いていく。



その途中、通り過ぎたクラスメートたちは、何故か顔を真っ青にしていた。






あー、私、相当キレてんだな……。



クラスメートたちは、何も悪くないのに…。




でも、悟也が悪いんだからね?