そして、月曜日の今日も、飲み過ぎたのか体調がよくないらしい。




私と咲希斗は、酔いつぶれることもなく。


元気でピンピンしてる……、はずなんだけど。




クラスメートを運ぶのにほとんど体力を使ってしまった私たち。



疲れて、元気なんかありゃしない。




休み、日曜の1日だけじゃ足りないよ……。


もっと休みたい…。



今日、サボれば良かったかな………?








「ったく、こんなんじゃ調子が狂っちまうじゃねぇか。

せっかくの賞品を台無しにすんのか?」



「賞品……?」



「お前ら、優勝したろ?
その賞品だ。

修学旅行の行き先決めだよ」








悟也の言葉に、ピクッと反応したかと思えば、クラスのみんなが誰からともなく騒ぎ始めた。




そーいや、賞品が修学旅行の行き先を決められる、ってやつだったな…。


私は別にどこでもいいし、キョーミない。





だから、寝てよ……。






私は、寝に入った。




…――それが、悪かったのだろうか。


そう思っても、時すでに遅し。