明日の朝、片付け大変だろうな……。



そう思いながらも、片付けようとはせずに壁にもたれかかった。





あの、いつもニコニコしてる咲希斗にも〝闇〟があった。


それは、もう過去形だと思うけど。



やっぱり、誰にだって辛い過去や闇がある。






……もう、咲希斗は大丈夫だ。


私に話し終えた時の笑顔は、すっきりしていたから。





心配することは、もうない。








きっと、少しずつだろうけど、心の闇はなくなっていくだろう。






安心したのと同時に、私は眠りについた。