「…そう、だよね。
僕、目が覚めたかも…。

ありがとう、つっくん」



「お礼いわれること何もしてない。
思ったことを言ったまでだ。

…さっ、中に戻ろう。
眠くなってきちゃった」








お礼言われる程のことはしてないし、ね。



私は、咲希斗を置いてもといた部屋に戻った。









「うわ……」










部屋の中は、酷い散らかりよう。


お酒の空き缶が至る所に転がっていて…。



お菓子やつまみの袋もやりっぱなし。






しかも、アルコールの匂いが充満している。