考え込んでいたら、柊の怒声が部屋に響いた。
どうやら、〝マサト〟って奴と〝レイヤ〟って奴が喧嘩をしたらしく、
柊がそれを注意したみたいだ。
でも、その怒声に、ここにいる全員が体を震わした。
……もちろん、俺も。
あまりにも声が低くて、どす黒いオーラ…、いや、殺気が柊を包んでいるからだ。
その殺気がもの凄く、それを向けられただけで人1人殺められそう。
そしたら、先ほど柊がキレても動じなかったコイツらは一気にあわて始めて、
柊を宥めた。
〝頼むから、暴走すんな!〟
〝暴れないでください〟
ただ単純に、
柊が暴れたら、そんなにヤバいのか?
と思うほど、コイツらは必死扱いて頼んでいた。
いや、説得していた。

