黒蝶‐総長♀×総長♂‐ Ⅰ










考え込んでいたら、柊の怒声が部屋に響いた。



どうやら、〝マサト〟って奴と〝レイヤ〟って奴が喧嘩をしたらしく、


柊がそれを注意したみたいだ。





でも、その怒声に、ここにいる全員が体を震わした。


……もちろん、俺も。




あまりにも声が低くて、どす黒いオーラ…、いや、殺気が柊を包んでいるからだ。




その殺気がもの凄く、それを向けられただけで人1人殺められそう。





そしたら、先ほど柊がキレても動じなかったコイツらは一気にあわて始めて、


柊を宥めた。






〝頼むから、暴走すんな!〟


〝暴れないでください〟







ただ単純に、


柊が暴れたら、そんなにヤバいのか?




と思うほど、コイツらは必死扱いて頼んでいた。

いや、説得していた。