｢は？
月夜、藍川のこと知ってんのか？｣
｢さっき、理事長室まで、案内してもらった｣
｢そ、それ早く言ってよ！！
なんで、さっき教えてくれなかったのさ！
理事長室わかんなかったら、俺のとこ来てくれれば、俺が案内したのに！！｣
………あ、和志、私と話してるからか、甘くなってる。
クラスのみんな、呆然としてるし…。
てか、固まってる？
｢いや、職員室自体もわからねぇし｣
｢あ、そっか。
じゃあ、電話してくれれば……！｣
｢その前に、和志がこの学校の教師だってこと知らなかったから無理に決まってんじゃん｣
｢うっ……｣
この人、みんなの前だっつーこと忘れてるよ。
｢｢｢｢えっ…、えぇーーーっ！！？｣｣｣｣
みんなの大絶叫！！
み、耳がキーンとする………。
｢美都っちゃんって、あんなキャラだったか！？｣
｢いや、違うと思うけど……、え？｣
｢は？どうなってるんだ？！｣
クラスのみんな、混乱中……。
