そんなことで、今日もバイクを弄ったり、話したりしていた。
その時…―――――
ガッシャーーンッ!!!!
ドガッ!!
物凄い物音。
それと同時に、
「「「「うわあぁぁぁあ!!!!」」」」
人の悲鳴が、幹部室のほうから聞こえてきた。
何事だ、と思うのが普通なのだが………。
下っ端くんたちは、平然としていた。
「また理人さんたち総長怒らせたか、地雷を踏んだな」
「最近なかったんだけどなぁ?」
「総長、ここ来たときから機嫌が悪そうだったし、学校でなんかあったんじゃね?」
それもそのはず。
理人たちが月乃を怒らせたり地雷を踏むことは、しょっちゅうあるから。
物凄い物音も、悲鳴もその度聞くから次第に慣れていったのだった。

