――客観的視点
黒蝶溜まり場に、いつものように集まる黒蝶のメンツたち。
最近何もない平和な日が続き、平和ボケしている下っ端くん。
もちろん、下っ端くんたちにも総長である月乃が青龍の幹部になったことは、幹部たちから聞いた。
平和ボケした今、そのことが話の話題となっていた。
下っ端だから、反対することは勇気がいるんだけど。
実際、反対してる奴は誰一人としていなく、逆に面白がっていた。
黒蝶は、アットホームみたいな所で、上下関係があまりなく。
総長、幹部らとも普通に話せる。
だから、友達感覚でいられるこの場が、下っ端くんたちは好きなのだ。
誰にも遠慮しないでいられるこの場所が。
それが理由で黒蝶に入ったメンツが大半を締めている。

