恋って不思議だ。

なんて不思議なものなんだろう。


七海は担任のつまらない授業を聞きながら、ぼんやり考えていた。


あ~どうしよう。頭からはなれない…


七海の頭の中は同じクラスの悠太のことでいっぱいだった。


七海は、悠太に恋をしてしまった。


特に顔もかっこよくなく、頭もずば抜けていいわけでもないのに、なぜか同じクラスになってからすぐに好きになってしまった。


それから七海は、恋って不思議、と考えるようになったのだ。