「くわぁ~!久々の関西弁はやっぱりしっくりくるわ~」などとセレブらしからぬ独り言ををいって迎えの坂田に手をあげた。


「おかえりなさいませ桃花さま」

と懐かしい顔の?坂田が待っていた

「だ~だ~いま~~~」

とぐじゃぐじゃな顔でベントレーに乗り込んだ。


ようやく気分が落ちつき窓の外を見ると………
車は懐かしい道にさしかかっていた。

このまま山手にずっと上がっていけば桃花 の家がある。


「しかしほんま相変わらずの坂やなあ」
なんて歩いたこともないのに桃花は嬉しそうにため息をつく。


どでかい壁のような重々しい門がゆっくりとあき車はさらにさらに奥へと進み玄関に到着した。


「ももちゃ~んっ♪♪♪♪♪♪♪おかえり~!!!」

と、でかっ!!!と誰もが驚くような声で綺麗な女性が走ってきた!

「ママ~!ただいま~」

と二人はセレブ感まったくなしの再開をした。


〈3〉