部屋から見る大阪はいつもの何倍も綺麗に見えた。

あたしは緊張のあまり喋りまくっていた。


罫瑚はビールをのみながら、ニコニコとあたしの話を聞いてくれていた。

「桃花ちゃん、緊張してんのか?」といきなりきかれ慌てたあたしは

「きっ…緊張なんかしてないよ~!」とふくれた。

罫瑚にはなんでもお見通しだ。

罫瑚は優しく強くあたしを抱き寄せて

「俺は桃花ちゃんとこおしておれるだけで幸せや」と言ってくれた。

優しいキスをされ、抱きしめたあと罫瑚は

「俺はほんまに桃花ちゃんが大事やから今日はなんもせんから一緒に寝よっ」
と笑った罫瑚に胸をときめかせたんだ…