ボールはトップの位置。
その時、
「心空、スクリーン!」
その時リッキーがついていた7番が私にスクリーンをかけた。
「っ…ファイトオーバー!」
私は狭い隙間に必死で体を押し込めて8番を追った。
8番はフリーの状態。
すかさず、4番から8番へフワリと高いパスが送られた。
8番はそのパスをジャンプしてキャッチをし、床に着地すると、すぐさまシュート体制に入った。
させない!
絶対に打たせない!
私はぐらつく体で8番の横から手を出した。
私が出した手は、ボールと8番の腕に当たった。
ピーッ!
「ファウル!赤7番!」

